君の膵臓を食べたいを観てきました
はじめに
映画「君の膵臓を食べたい」を観てきたので、今回ここに書かせていただこうと思います。 若干ネタバレを含んでいますのでまだ観てない、ネタバレは嫌だ!って方は読まない方がいいかもしれないです。
それでもお付き合いしていただけると幸いです。では。
原作を読んで
僕は映画の前に原作を読んでいました。
偶々本屋さんでオススメされていたのを見かけて手に取ったのがきっかけでした。 最初は
「ん?なんだこの題名…ホラーか!?」
なんて馬鹿なことを考えていましたが
とりあえず泣ける!
と本屋さんで紹介されていたのでとりあえず買って読んでみることにしました。 結果、
泣きました。
他人に興味を持たずいつも1人の主人公に対していつも人に囲まれ、笑顔を振りまくヒロイン。 そんな2人の物語でした。 今これを読んでくださっている方は映画を観たor原作を読んだ方だと思うのでここで重大なネタバレを書きます。 どちらにも当てはまらない方はここで引き返してください。 では、書きます。 僕はヒロインはシンプルに病気で亡くなるんだと思ってました。 きっと今これを読んでくださっているみなさんもそう思っていたと思います。 だから僕は
「あぁ、あるあるね。入院してから付き合うとか最後の手術中に一旦心拍停止するも主人公の呼びかけで動き出してハッピーエンドパターンだな」
って思って読み進めていました。 現に途中までは完全によくある恋愛小説だったと思います。 もちろんそこはそこで主人公とヒロインの言葉の掛け合いみたいなのもとても面白く楽しく読み進めることができていました。 突然旅行に連れてかれた主人公の感情などとてもわかりやすく書かれていて、そこはもう作者様を尊敬するしかありません。
しかし僕の予想を完全に外してきました。
僕はもう、その最後の一瞬まで主人公になった気でヒロイン…咲良の最後を見届ける気でした。 それなのに結果は通り魔に襲われて突然死。 序盤にあった 「最近通り魔もいるから危険だ」 という会話がここで回収されるか…と大きな衝撃を受けました。 そして衝撃を受けた直後、まだ呆けている僕の涙腺にトドメを刺した咲良の遺書。 突然亡くなってしまい、書き直しが必要だと、そう書いてあるところにも現実味を感じました。そして、内容も。 泣きました。本当に涙が止まりませんでした。 そして恭子さんと友人になろうとするシーンを終えて、最後は咲良の望み通り恭子さんと友人に無事になることができた主人公が彼女と共に咲良のお墓参りをして終わりました。 余り上手くかけない僕の語彙力の無さに今泣きそうになってますが、とにかく僕はこの物語を大好きになりました。
もし原作を読んでない方がいらしたのなら是非読んで見てください。
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CMを見た僕の最初の感想
僕が読み終えた時には既に、映画化は決定していました。正直、これだけの内容の原作を2時間ほどにまとめるなんてできるのか、原作の劣化版となるならやめて欲しいとさえ思っていました。 そんな時です。 初めて、映画「君の膵臓を食べたい」のCMを見ました。最初の感想は
「…え?主人公が2人…?未来の主人公…?」
でした。原作ではない、12年後の主人公なんてものが映画には存在していました。 正直、もうこの時点でため息しか出ませんでした。
「あんなに素晴らしい原作をなぜ変えるんだ。映画の方が面白くなる自信でもあるのか」
そう思っていました。軽く絶望してました。
いざ見ようと思ったきっかけ
そんな風に思っていたので、正直観る気は全くありませんでした。主題歌がMr.Childrenって聞いた時に少し心が動いたくらいでした。 でも、映画を観た友人からLINEが届きました。 そして、その友人が言うには
「浜辺美波の咲良は咲良そのものだ。」
とのことでした。これが大きかったと思います。 浜辺美波さんといえば、実写の「あの日みた花の名前を僕たちはまだ知らない。」のメンマ役として一時期注目を集めてたと思います。
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このキャラはこのキャラでとても切ないキャラだったなぁ…
と脱線しそうなのでここまでにしときます。あの花については機会があったらまた別で書かせていただきたいと思っております。 話を戻させていただきますが、とても熱心に友人がオススメしてきてくれたので、まぁとりあえず観てみようとなったわけです。
見終わった感想
まず、とても申し訳ない気持ちになりました。 もしかしたら
「原作が好きだから今回のは駄作だ」
そう言う方もいるかもしれません。
でも僕は、素晴らしい映画だったと思いました。
原作と違う場所をあらかじめ僕は友人から聞いていましたので、今回のは
「手紙を受け取っていなかった原作とは違う物語」
として観ました。 しかし、過去に咲良が突然亡くなったのは変わりはない。 12年後の主人公は母校の教師として働いていました。 映画の最初、図書館の取り壊しが決まっていました。主人公と咲良の思い出の場所です。 押し付けられるように本の整理を任される主人公。 その後の仕方なく図書館に向かい、ドアを開ける瞬間、少し躊躇してしまうシーンで何故か少しウルっときてしまっていました。 きっと手紙を読んでいなかったことで消化しきれていない気持ちがあったのだと思います。 だからこその躊躇。 勝手な予想ですがおそらく、主人公は母校に就職してから1度もその図書館に入っていなかったのではないかなと思いました。何故ならそこは咲良との思い出の場所で、その思い出をそのままにしておきたかったのではないか、だから改めて図書館に入るのを躊躇したのではないかと思いました。 その後すぐに12年前、原作と同じ年齢の主人公と咲良の物語、12年後の主人公の回想が始まります。 原作と同じ年齢の時の2人の物語はほぼ原作と同じでした。 違う場所は2つ。
1つ目は遺書を読んだかどうか。
2つ目はその遺書をきっかけに恭子さんと友人になるというストーリーなので原作と同じ年齢の時にはまだ恭子さんと友人にはなっていなかったところでした。
感想としましては、確かに浜辺美波さんは咲良にぴったりだったなぁと感じました。 退院し、最後の旅行に行こうとして母親に最後の
「行ってきます。」
を伝えたシーン。 一瞬戻ってきて母親に笑顔を見せるところなど僕の想像していた咲良そのものでした。 浜辺さんは今回咲良を演じる上で勿論、最後まで原作を読んでいて、咲良の願いが叶うことなく終わってしまうことを知っていたはずです。 知っていた上でのあの演技。 素晴らしいとしか言いようがありませんでした。
自分の中の物語の中でしか存在しなかった咲良に浜辺さんははっきりとした形を与えてくれました。
勿論他の俳優の方々も素晴らしかったです。 小栗さんなんてもうシンプルにイケメンですし神ですし。
でもその中でも僕は浜辺さんの演じる咲良が1番光っていたと思います。
2回目ですがとても素晴らしい映画でした。 感動しました。また観ようと思います。
最後に
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
最後に何が言いたいかって言うと、
浜辺美波さん可愛すぎませんか
ってことです。 一瞬でファンになりました。応援して行こうと思います。
それと、これ。
買った方いますか?すごい迷っているんですよね。 買っちゃおうかなって何度も考えてます。 もし買ったよ〜って方いましたらコメントなどで感想など教えていただけるとありがたいです。 では、また!